『ゆっくり学ぶ』P078-080,原文和译文如下
【日文】
間違ったことを覚えてしまうと、その知識は有害なものになってしまい、正しく考えられなくなります。そうならないために、学んでいることが本当なのか疑う必要があります。
どんなことも鵜呑みにしないで疑えるようになるためには、自分で考えられるようにならなければなりません。
自分で考えるといっても、自分「だけ」で考えることでは、自分で考えられるようにはなりません。人から話を聞いたり、本を読んだりすることで、自分の考えとは違う考えに触れなければ、独りよがりになってしまいます。
本を読むにしても、自分の考えを持っていなければ、ある本を読むとそこに書かれていることが正しいと思い、また別の本を読むとそこに書かれていることが正しいと思ってしまうことになります。人の話を聞く時にも同じことが起こります。
自己中心性から脱却する
次に、自己中心性から脱却できます。幼い子どもは親の不断の援助がなければ片時も生きていくことができないので、親は懸命に子どもを育てます。しかし、子どもはやがて成長し、親の援助がなくても生きていけるようにならなければなりません。子育ての目標は子どもの自立です。
それにもかかわらず、親から援助されることが当然だと思ってしまう子どもは、大人になっても自分が世界の中心にいると考えます。そのような人は自分のいうことがまわりの人に受け入れられるという経験をして大人になったので、概して独善的で、自分の考えることが正しいと思いがちです。
学ぶことによって、このような自己中心性から脱し、世界には自分とは違う考え方をするひとがいること、自分が世界の中心にいるわけではないことを知らなければなりません。
【译文】
如果记住了错误的事情,那些知识就会变得有害,使我们无法正确思考。为了避免这种情况,我们需要怀疑自己正在学习的东西是否正确。不论是什么事情,都不能全盘接受,而是要学会质疑。要做到这点,我们必须学会独立思考。
但所谓独立思考,并不是指只靠自己一个人思考。如果不听取别人意见,不读书,不接触不同的思维方式,我们就会变得自以为是。即使读书,如果没有自己的观点,读了一本书就会认为书中的内容是正确的,再读另一本书又会认为那本书中的内容是正确的。听别人讲话时也是同样的道理。
摆脱以自我为中心
接下来,我们可以摆脱以自我为中心的思维。幼小的孩子如果没有父母的不断帮助,哪怕片刻也无法生存,因此父母会竭尽全力抚养孩子。然而,孩子终将成长,必须学会在没有父母帮助的情况下生存。育儿的目标是让孩子自立。
然而,有些孩子认为被父母帮助是理所当然的,这样的孩子长大后仍然会认为自己是世界的中心。这种人因为在成长过程中体验到周围人接受自己的观点,所以容易变得独断专行,认为自己的想法总是正确的。
通过学习,我们必须脱离这种以自我为中心的思维方式,认识到世界上有与自己不同的观点,自己并不是世界的中心。