日本showroom创始人前田裕二在毕业典礼上的演讲,附上演讲全文及我们翻的译文,做成中日对照的形式,供大家练习听力、口译。
- 原文:前田裕二
- 译文:日语翻译社
※如需中日对照电子版:请移步公众号「日语翻译社」后台,回复「前田裕二」即可获取。
演讲全文&译文如下:
今日は15分という時間を頂いて、コロナで卒業式ができなくなった皆さん、あるいはこれから社会に出て行くよという皆さんに対して、メッセージが送れたらなと思います。僕自身どこかの学長というわけではないんですけれども、今日いわゆる学校の講堂のような場所に立たせていただいていて、これをみてくださったみなさんの精神的な学長として、これから皆さんがどう過ごしていくかということを考えるにあたって、指針のようなものを送れたらいいなと思います。指針、エールと言っても、実は今日僕は皆さんに頑張ってねというメッセージを送ろうというふうに思っていません。
今天他们给了我15分钟的时间,因为疫情无法参加毕业典礼的同学,或者即将踏入社会的同学,我想跟你们分享一点心得。我并不是哪个大学的校长,但是今天站在学校的礼堂,观看视频的你们,作为你们的精神校长,去思考大家今后应该如何生活,希望能够送给你们具有指导性的话语。指南,说是助威,但是今天我不会说让大家加油之类的话。
というのも何をしゃべろうかなとずっと考えてたんですけれども、この動画に行き着いているみなさんはきっと未来への希望を持って、ニュースピックスというある種の一般的の中で、意識の高いメディアと言われる場所に行き着いていて、本当に日々を一生懸命前向きに頑張っていこうという方だと思います。なので皆さんが本当に十分頑張っているということは僕はよく知っています。そこにもっと頑張れよということをこの場で話すのはどうしても憚られました。なのでコロナ禍において僕が気づいたこと踏まえて、時間というテーマでみなさんに話をできたらなと思います。
我一直在想要说什么。大家能够打开这个视频,说明你们肯定对未来抱有希望。NewsPicks(日本的一个新闻聚合网站)被认为是一个内容比较深刻的媒体,大家使用NewsPicks,就说明大家是非常努力的人。所以我非常清楚大家已经足够努力了,我在这里再说让你们加油,就太不近人情了。所以我将结合自己在新冠疫情中领悟到的东西,跟大家讲一下关于时间这个主题。
もしかすると一般的な前田裕二イメージからすると逆の話かもしれません。それは時間と言っても、無駄な時間の話だからです。無駄な時間、多分前田祐二というとですね。いつもエネもちを持って走り回っていて、効率的な時間を追求しているというイメージがあるかもしれません。なんですが、コロナ禍の中で僕が一番変わったこと、それはいろいろ考えたんですけれども、おそらく時間への捉え方だと思います。もっというと時間を捉え直したというのがコロナ禍の一番の変化だと思います。
可能大家印象中的我是截然不同的,不会讲这种话题,因为我下面要说的是无用的时间、浪费的时间。可能说到前田祐二就是不停地奔跑、追求效率,给大家这么一种印象。自己在疫情中最大的变化是什么?我好好地想了一下,可能就是对时间的看法。再进一步讲,最大的变化就是重新认识了时间。
誰しもこのコロナ禍において自由な時間が増えて、自分の人生の時間の中で、何が優先度が高くて、何が低いのかということを考えるきっかけを得たと思います。その中で、僕が目をつけたのは無駄な時間です。時間とは命であるという言葉って、皆さんもよく色んなとこで聞きますよね。僕もこの時間とは命であるという言葉を1秒たりとも無駄にしちゃいけない、効率的に過ごさなきゃいけないという意味で捉えて過ごしてきました。いかに自分の時間を生産的に1秒あたりの自分の学びのいわゆるROIというか費用対効果を高めていくんだということを考えていました。
所有人都因疫情而有了更多的自由时间,在人生有限的时间中,哪些是需要优先做的,哪些可以放一放,让我们有机会去思考这些。在这之中我所关注的是无用的时间。时间就是生命,大家经常在各种地方听到这句话吧。时间就是生命,一秒钟也不能浪费、要高效,这是我一直以来的理解。如何充分利用时间、如何提高ROI也就是投资回报率。
なんですけど、コロナにおいてすごく大きく変わったのが家族とたとえばどうでもいい話をしている時間、友達と本当に無駄な話をしている時間。これが僕らからコロナが奪った大きなものをなんじゃないかなというふうに僕は感じています。こういう時間の価値を逆説的なんですけれども、時間が命であるからこそ愛している仲間、大事な仲間と無駄な時間を過ごすということなのかなというふうに最近は感じるようになりました。
但是在新冠疫情中,我的想法发生了很大变化。比如和家人聊些有的没的,和朋友闲扯的时间,这些时间是我们被新冠夺去的很重要的东西。这种想法与时间的价值相违背,但正是因为时间就是生命,所以才应该在我们爱的人、重要的人身上浪费时间吗?我最近这么觉得。
これから皆さんが社会に出て過ごしていくなかで、この無駄な時間っていうものをどう捉えていくかということが、すごく大事であることのように思えました。なので今はコロナ禍で僕が改めて、皆さんにお伝えしたいなと思う。すごい大好きな作品の中から一つエピソードをお伝えして、何か感じとってもらえればなと思います。それは知ってる方も多いと思うんですが、星の王子さまのお話です。この話知っている人も知らない人もいると思うんですが、いろいろな捉え方ができると思います。あのその中でも、今日は冒頭のテーマでお伝えした時間という観点と、あとは愛という観点を少しエモーショナルなんですけれども、それを伝えできたらなというふうに思います。その角度からこの物語を読み解いていけたらなと思います。
大家在今后的社会生活里,如何认识这些无用的时间我认为是非常重要的。今天在新冠疫情下,我想给大家分享的是我非常喜欢的作品中的一段情节,希望大家可以从中感受到一些东西。这部作品应该有很多人知道,是小王子的故事。这个故事可能有的人知道有的人不知道,但是一千个读者就有一千个哈姆雷特。我今天将从时间的观点出发,刚才在开头时说到的时间主题,还有一点是关于爱。 虽然有点感性,但还是希望可以传达给大家。我将从这两个角度去解读这个故事。
知ってる人も多いと思うんですが、星の王子様を文字通り、ある星に住む王子さまが種の段階からあるバラを育てていくという話です。だんだんと薔薇大きくなって、美しくなって、そんなバラがを王子様は大好きだったんですが、大きくなってくれたですね、バラがだんだんとわがままになってくるんですね。
应该有很多人知道,如书名所示,就是住在某一星球上的王子,这个王子从种子开始培育玫瑰的故事。玫瑰慢慢长大,越来越美,王子特别喜欢这株玫瑰。但是长大后,玫瑰慢慢变得任性起来。
例えば雨が降れば「私に雨が当たってるんだけど、早く雨除けを持ってきてくれないかしら」とか、ちょっと咳をしたりして、「寒いわと私に温かいものを持ってきてくれないかしら」とか、「風が吹いてるわ」と「バラの花びらが揺れて傷いてしまうから、早く風除けを持ってきてくれないかしら」と、「もう遅いわ、とろいわ」と美しいだけに、すごくとげのあるバラになっていくんですね。
比如,如果下雨了它会说“我被雨淋了,快点给我挡雨”,稍微咳嗽一下就说“我冷,给我拿保暖的东西”,如果刮风它会说“花瓣会被吹伤,快点给我拿遮风的东西”,“太慢了 你真笨”自恃美丽而变成了带刺的玫瑰。
そんなバラに疲れてた王子様はもう疲れたと、最初は好きだったんですが、その星を去って、また別の星に出かけてしまうということをバラに告げました。バラはもちろん王子様のことが好きなので、ごめんねと私はそんなつもりなくて、本当は好きなのに、ちょっと素直になれなかったのと言うんですが、もう時は既に遅すぎて、バラはそこに残されたまま、王子様は別の場所に行きました。
王子累觉不爱,离开了自己的星球,去往别的星球了。他向玫瑰告别,玫瑰当然是喜欢王子的,“对不起我本不想如此,我其实很喜欢你,只是没能坦诚表达”。但为时已晚,王子离开玫瑰,去了其他地方。
その後ですね。王子さまは六つの星を経て、地球に行き着くんですけれども、地球に降りるとすぐそこには砂漠があって、一匹のヘビに出会って、その蛇がいつでも帰りたくなったら僕のどこに戻っておいでねっていうことを言ってくれて、そういうものなのかなと思って、砂漠を歩いていると、大きなバラがたくさん生えているバラ園に出会うんですね。王子様はそこで当然ですが、かなり大きな衝撃を受けます。なぜなら世界に一本しかないと思っていた自分が種から育てた大事だと思ってたバラが地球に行くとものすごいたくさんあったからですね。それで落ち込んでバラ園のそとで、とうーんと流れていると、やたらと人生経験の豊富なですね、キツネ君が前を通りすがります。どうしたの。そんなに落ち込んじゃって。
之后王子在去了六个星球后到达了地球。他降落在沙漠里,然后遇到了一条蛇。那条蛇对王子说“想要返回星球的时候,随时回来找我”,小王子想“这样啊”。在沙漠里走着走着,走到一个玫瑰园,那里盛开着许多大朵的玫瑰花。王子遭受了沉重的打击。为什么呢?因为他原本以为自己非常珍爱的、那株从种子开始培育的玫瑰是世界上唯一的,没想到地球上有那么多。所以他非常难过,在玫瑰园旁边呜呜地流泪。这时一只人生经验非常丰富的狐狸从他面前走过,问他“怎么了?为什么这么难过”。
実はかくかくしかじか、僕は自分の星でバラを小さい頃から育てたんですけれども、このバラ地球にたくさんあるって事を知って、大事じゃないんだってことを感じてしまっている。自分の今までのバラ対して費やしてきた努力は何だったんだろうかというふうに思って落ち込んでるんだよというキツネ君に話すんですね。キツネ君はなるほどねと、でも本当に同じバラか、もう一度バラ園に戻って見てきてみたらっていう提案をするんですね。そこで王子様がバラ園に戻って、地球にたくさん会えているいろんなバラを見て、あることに気づきます。
“实际上怎样怎样,我在自己的星球上有一株玫瑰,是从小养到大的。我现在知道了,在地球上有好多玫瑰,就觉得它并不珍贵了。自己一直以来在玫瑰上花费的努力算什么呢?想到这个,所以我很难过啊。”小王子回答道。狐狸说:“是这么回事啊!但是那么多玫瑰都是一样的吗?你再回到玫瑰园去看一下怎么样?” 然后王子回到玫瑰园,观察在地球上遇见的玫瑰们。他意识到一件事情。
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